卵巣がんの切除手術が終わりました!

卵巣がんの術前化学療法(TC療法3クール)が昨年末で終了し、1月22日、卵巣がんの切除手術が無事終わりました~!!

卵巣の腫瘍が大腸に浸潤しているため、大腸部分切除が必要ということで、大腸を切る位置によっては人工肛門になる可能性もあるとのことでした。

始めは人工肛門なんてイヤ!もしそうなるようなら手術途中でやめて!!って思いましたが、そんなこと言ってられませんからもちろん手術は受けました。

もし人工肛門になっても一時的だし、先生もおっしゃていた「肉眼的に見えている腫瘍を全て取り切ることが大切」ということ、そして何より私のがんを一生懸命治療してくださる先生方にも申し訳ないですしね。

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卵巣がん手術のため入院

手術2日前の1月20日、入院しました。

入浴とお昼ご飯を自宅で済ませ、病院へ。

部屋は個室です。
4人部屋を希望したけど、手術するなら個室がいいよと看護師さんに勧められ…。

うん、私もそうは思ったけど金銭的理由です。
だって差額ベッド代1日5千円だもん。
高額医療の対象外だもん。

ホントは個室の方が気楽でいいんだけど。

ドクターヘリが目の前に見えるのも嬉しい♪

 

手術後、体調が回復してきてから大部屋に移ることも可能なので、ひとまず個室で。

入院当日は特に検査などもなくまったり過ごしました。

大腸をからっぽにするため、手術2日前ですが夕食から絶食。
水とお茶は飲んでOKです。

まさか2日前からご飯出ないなんて・・・知らなかった。
明日からだと思った・・・。
明日も1日水とお茶なのか・・・お昼ご飯もっとたくさん食べてくればよかったー!と後悔しました。

寝る前に下剤を飲んで就寝。

卵巣がん手術1日前

1月21日、手術1日前です。

この日は、血液検査、おへその掃除と毛の処理。
そしてもしストーマ(人工肛門)になった場合の位置と開腹場所のマーキング。
お腹にふっとい油性マジックで印がつけられました。

ストーマが付くとしたら横行結腸のところということで、おへその3、4センチ右側のちょっと上(座ったときにシワが寄りにくいところ)に500円玉大のまっくろくろすけみたいな印が…。

食事はもちろんなし、お茶と水だけ~~。
あとは点滴で栄養補給です。

夕方、入浴を済ませるとヒマなのでテレビを観てるとおいしそうなものばっかり目につく!
ちょうど恵方巻の時期で、まぐろやらいくらやらの海鮮は特に空腹には酷でした。

この日も下剤を飲んで就寝。

卵巣がん手術当日

手術は午前9時から。

8時半頃、主人が来てくれて看護師さんと3人で歩いて手術室へ向かいます。

手術室の前で主人と別れ、看護師さんと二人で手術室エリアへ入りました。

ここは3か月前にもがんの診断手術で来たところ。

あ~。。こんなだったっけ、とか思いながら控室?みたいな所で椅子に座って少し待ちます。

ここでマスクと自前の帽子は取って、手術用の不織布の帽子を被りました。

そしていよいよ手術室へ。

控室から出ると廊下に面して手術室1番からズラーッとあって、私は5番へ入りました。

看護師さんからまず名前と生年月日を聞かれ、「今日の手術はどんな手術か聞いていますか?」と言うので、「両方の卵巣と卵管、子宮を取ります。大腸も一部切除します。」と先生が説明してくれた通りに伝えました。

そして手術台に横になりました。

麻酔科の先生が口にマスクを当てます。

あ~、手術のライトだー!ドラマのよりコンパクトでおしゃれ…と思ったか思わないうちに意識がなくなり、次に目が覚めたときは病室でした。

時間は午後4時20分…だったかな?

酸素マスク、尿道カテーテル、肛門カテーテル、おへその両脇にドレーン、背中と右腕に点滴…と管だらけで戻ってきました。

人工肛門付いたの?付いてないの?どっちー??と思っていたら、見慣れた看護師さんが「よかったね!ストーマにならなかったよ!」と言ってくれて本当にホッとしました。

実は手術中にストーマが付くことになって、病室をストーマケアのできる看護師さんのいる8階へ移ることになったそうなのです。

荷物もみ〜んな引っ越したあとに、やっぱりストーマ付けなくてよくなってまた荷物大移動したそうです。

そうだったんだ…ぎりぎりのとこだったのね。

外科の先生が来て、「肛門から8センチ上のところで切ったから、距離あったからストーマ付けなくていいと判断しました。」と説明してくれました。

8センチで距離あるってピンとこないけど、外科の先生、神だ!カッコイイ!

お腹の痛みは背中からの痛み止めの点滴のおかげで全く感じなかったのですが、とにかくお尻が痛い!

7時間以上も微動だにせず寝てたんだからお尻も痛くなるでしょう。

しかし、この痛さは尋常じゃないよ!

看護師さんに「お尻が痛いです。」と訴えたら、「術後2時間は寝返り出来ないからごめんね。」と言われました。

えーー!あと2時間もこの体勢なの?!地獄です。

お尻の下に手を入れてみたり、体重の掛け方で何とかごまかして、2時間後、看護師さんが背中に枕を当てて体勢を変えてくれました。

でも、やっぱり痛いものは痛い!

お尻の痛みで熟睡できず、やっぱり術後の夜はものすごーく長かったです。

お腹の痛みがなくてホントに助かった。

お尻の痛みにも効いてくれる痛み止めならよかったのに。

でもこれで長いこと苦しめられてきた腫瘍が体内からなくなったわけです。

あとは術後の抗がん剤治療を乗り越えたらとりあえず安心です。

卵巣がんは再発率が高いらしいけど、それを恐れず食事や体力作りに今までよりちょっと気を付けて行きたいと思います。

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